2014年11月 の日記
■2014年11月28日 [書籍の類]
世界の特殊部隊
  • 土井寛
  • 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

寒くなってきたぜー。この季節になると晩飯は毎日鍋にしとけば許されるから非常にラクチン。献立を考えなくていいって素晴らしい!

んで。海兵出の元空将補が世界の特殊部隊を紹介する話。大部分を占めるのは人質救出作戦で、イスラエル軍のエンテベ空港奇襲作戦、ドイツ軍のムッソリーニ救出作戦、米軍のソンタイ捕虜収容所奇襲作戦と、同じくマヤゲス号乗員救出の4件でほぼ終了。最終章で申し訳程度に英コマンドウ、米グリーンベレー、陸自レンジャーあたりの説明をして終わり。昔の本だからネタが古い。さらに解説が中途半端。

「世界の」とか言わないで特殊部隊一般の話にすればもっと読めたと思う。構成ミスって感じ。

■2014年11月21日 [書籍の類]
間に合わなかった兵器 もう一つの第二次世界大戦
  • 徳田八郎衛
  • 光人社NF文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

苦しい苦しい2ヶ月半の減酒に耐えて再検査を受けたところ……肝・臓・復・活! 全数値が完全に正常範囲に入った。よーし、飲むぞー!

んで。技術畑の元防大教授(1佐)が書いた第二次大戦における兵器技術の話。前半は日本軍の対戦車兵器と電波兵器、後半がドイツ空軍とソ連陸軍という構成。特にソ連の生産政策については全然知らなかったから面白かった。著者の専門が電子のようで電波の話題が濃いめだったのが印象的。電波以外の分野では事実誤認があったりして落差が大きいけど、けっこう勉強になったよ。

ただ、学生達の中に「(日本は)兵器の量のちがいで屈服したのであって、質は決して劣っていなかったと信じている者が少なくなかった」てのは信じられんなぁ。どんなF欄大だ。

■2014年11月14日 [書籍の類]
レイテ戦記 (下)
  • 大岡昇平
  • 中公文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

駅に“さよなら3000系”の告知が。デビュー当時は沿線に住む小学生憧れの的だった3000系がもう用廃……そんなに昔のことじゃないのになぁ。あ、これで3ドア車なくなるじゃん。ホームドア設置が捗るな。

んで。レイテ島の戦いで俺が寝ちゃう話。ここまで苦しんだけど、下巻は今までで一番よかった。なにせ半分近くが読まなくていい索引だったからな。有名な作品だったから期待してたけど、結局、戦記物の評価ってのはいかに多くの資料を調べたかにかかってて文章力は一切不問なんだね。じゃなきゃこんなもんが有名になるわけねーよ。文章クソ下手だもん。

これさ、実際にレイテで戦った人達が「ああ、こんなことあったよなw」とか「コイツいたいたw」みたいに当時の思い出を楽しむための本なんじゃないか。それなら理解できる。

■2014年11月03日 [書籍の類]
レイテ戦記 (中)
  • 大岡昇平
  • 中公文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

ほんの出来心で初めて応募した自衛隊音楽まつりのチケットがなぜか当選。でもよく考えたらその日は法事の予定が入ってたと判明して悩ましい。法事なんて行かなくても死んだ祖父さんは許してくれそうだが、どうか。

んで。レイテ島の戦いで俺が眠くなる話。相変わらず日付と時間と地名と部隊名の羅列以外の何ものでもなく、とにかく眠くなる。なにをしても潰走する日本軍は不甲斐ないが、そんなことより内容のつまらなさ+下手な文章のゴールデンコンビが俺を眠りに誘う。とにかく眠い。オルモックの戦い? 知らねーよ。今はとにかく眠らせろ。

入眠障害持ちの俺が数ページ読むごとにスコーンと眠りに落ちるという催眠術のごとき作品なので、不眠症の人には全力でお勧め。マジで。