読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年06月24日 [書籍の類]

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

  • [著] 米原万里
  • [刊] 角川文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★★★

肝臓のためにDHCのオルニチンを買おうと決めたんだけどまだ注文してなくて早くしなきゃなー。注文さえすれば肝臓がメキメキ良くなる予感がするんだ。だから今日も飲んでOK!

んで。1960年代に共産党のお偉いさんだった父親の転勤でプラハのソビエト学校に通った思い出話。第33回大宅賞受賞作。さすがソビエト学校、各国のアカいエリート家庭の子弟が集まってて同級生のキャラがスゴい。その中でも際立ってぶっ飛んでたのがアーニャだったってわけ。さらに時は流れて30年後、激動の東欧を訪れてアーニャと再会を果たしたらいろいろショッキングだった。フィクションかと疑いたくなるくらい面白い。

鉄のカーテンの向こう側の人々が興味深すぎて、これは文句なしの満点。久しぶりにいいもの読ませてもらった。