読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2006年04月14日 [書籍の類]

ヒゲのウヰスキー誕生す

  • [著] 川又一英
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★★

久々に都内まで足を延ばして飲んできた。メンバーは豪州仲間のYと後輩K君。K君に会うのは10年ぶりだったので楽しかった。

んで。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の波乱に満ちた生涯を描いた作品。造り酒屋の跡継ぎだったのに本格ウイスキーを志してスコットランドに行っちゃった竹鶴は、そこで本場の技術と嫁をゲト。帰国後、サントリー山崎工場を立ち上げたのもこの人だったので“日本のウイスキーの父”と呼ばれるのも納得。自分とこのウイスキーを毎晩1本空けてたというのもさすがだ。ニッカという社名の由来が大日本果汁(=日果)と知ってちょっとスッキリ。

話も文章も上手かった。ニッカ創業以降、少し駆け足になったのが唯一の不満だな。