そんなこんなで読みたい本を読める幸せを久々に味わった年だったにも関わらず冊数が伸びてないけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の16年目を振り返ってみる。
・書籍:40冊
・漫画:『ベルセルク』また出た!
心ゆくまで読書できる時間を確保できていない状況は継続中なれど、面白い本のエンカウント率が意外に高かったからヨシ!
2019年もダラリと読むんだぜ。んではまた来年。
- 清水保俊
- 講談社文庫
- 古本
年も押し迫ってそれなりに忙しい時期なのに倦怠感など風邪の諸症状できつい。そういえば数日前、妻がグッタリしてた気がする。感染源はそこだな。間違いなくそこだな。殺意が。
んで。JALでFEやってた人が123便になにが起こっていたのか考えてみた話。シミュレーション小説仕立ての中にちょいちょい考察をぶち込んでくるスタイルで、新たな証拠が出てこない限りこれが決定版でいいんじゃないか、と思えるくらい矛盾がなくて気持ちよく納得した。小説パートのほうは半分過ぎ、酸素マスクかけたほうがいい、の後から実際の123便とは違う世界線に分岐しての生還エンド。これはこれで手に汗握る面白さだった。
この小説みたいに123便が生きて帰ってくる道があった可能性も……いや、ないな。
- 柳田邦男
- 新潮文庫
- 古本
微妙に貯まるけど使い道がなくて見もしないエロ動画を買い続けてたDMMポイントで「艦これ」をやってみようと思い立った。適当に選んだ初期艦の五月雨が可愛すぎて幸せな気分。
んで。事故・災害の原因究明と防止対策の在り方に死角があるからどうにかしなきゃダメなのよという話。雑誌とか新聞に寄稿した短いレポートというかエッセイというか、そういう類のものの寄せ集めだから全体的なまとまりを欠いていて読み応えが皆無なのと、どのケースでも結局は“安全対策について考える必要がある”という、なんともふんわりした具体性のない結論を繰り返すだけになっちゃってるから退屈で面白くもなんともない。
この手の廃品記事リサイクル本は面白かった例しがない。1冊にする必要なし。