2016年01月 の日記
■2016年01月29日 [書籍の類]
鬼平犯科帳 (2)
  • 池波正太郎
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

年始から好調だった通販業務は月末近くになって勢いが落ちたけど、それでも利益は前年同月比10%増を記録。全盛期と比べたら半分以下なんだけど、このところ減る一方だったから嬉しい。この調子で上向いてくれ(切実)。

んで。手持ち池波ラストシリーズ第2巻。作品世界の方向性が決まり主要キャラの個性も固まってきて、いよいよ池波の筆が乗ってきた。読める、読めるぞ! 全話ほぼ当たりと言っていい出来だった中でも特に「妖盗葵小僧」は面白かった。兎の忠悟が鬼平を食う勢いでキャラが立ってるのも頼もしい。

でもまだまだ序盤戦。いつまで筆が乗り続けたままでいてくれるのか、期待と不安が2:8。

■2016年01月27日 [書籍の類]
鬼平犯科帳 (1)
  • 池波正太郎
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

このところ悲惨な状態で触れたくもなかった通販業務。それが今年はなぜか出だし好調で、需要が持ち直したのか一時の気まぐれなのかわかんないけどモチベーションはちょっと復活。この調子で頼むぞ、お客さん。

んで。満を持しての鬼平は、ついに手持ち池波ラストシリーズ。さすが池波の代表作の中でも筆頭格の、それも第1巻だけあってネタは切れてないし余裕を持って書いてるのがわかる。テレビの吉右衛門で何度も観ちゃってるから作品そのものに新鮮味はないけど、けっこう楽しく読めた。無能な巻末解説のせいで読後感を損してるのがもったいない。

あとはどこまでネタ切れせずに持ちこたえられるかの勝負だな。

■2016年01月23日 [書籍の類]
真田騒動 恩田木工
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

祖母逝去。ずっと会えてなかった俺と弟が到着した日の夜に容態が悪化してな。姉妹、子供、孫が1人も欠けずに揃い、ひ孫や姪なども合わせて約20人が祖母を囲んで「姉ちゃん」「お母さん」「ばあちゃん!」と呼びかけながら見送った最期は感動的ですらあった。幸せに逝けたかな……。

んで。真田モノ中短編集。文章力には目をつぶるとして、印象としては真面目にしっかり書いたなぁということ。いつも頑なにページの上半分しか使わない池波が珍しく下まで使ってるよ。ズタボロになった藩財政を立て直した恩田木工の活躍を描いた表題作は長すぎず短すぎず、池波にありがちな余計なキャラや脇道エピソードが出てこない良作。

なんだよ、池波もやれば出来るじゃん!

■2016年01月19日 [書籍の類]
真田太平記 (12) 雲の峰
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

なんか妻が気持ち悪いとか言い始めてて、悪阻という気がしなくもない。そろそろと思ってたから本当だったら嬉しい……か? まだ覚悟完了してない。怖い。

んで。真田ラノベ最終巻は真田家のその後の話でほぼ蛇足。改めて、史実という縛りがある歴史小説は池波に向いてない。解説の八尋舜右(誰?)は“小説家”としての池波をベタ褒めしてたけど、俺の感想は完全に真逆。小説家としての池波は、履かせるだけの下駄を履かせてもいいとこ下の上くらいでしょ。なにせ文章力がプロのレベルに達してないもん。

池波を評価すべきは時代劇の原作者としてだ。映像化された池波作品は小説より断然面白い。脚本家の腕に負うところが大きいかも知れないけど。

■2016年01月15日 [書籍の類]
真田太平記 (11) 大坂夏の陣
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

アニメ「宇宙兄弟」のせいで宇宙飛行士熱が一瞬高まったけど、冷静になって考えたら宇宙飛行士って酒も飲めなきゃタバコも吸えなくね? 宇宙なんか頼まれたって行くもんか馬鹿にすんな!

んで。真田ラノベ第11巻はささっと大坂夏の陣終了。最終決戦とはいえ、戦力差が大きすぎて湾岸戦争ばりにカタルシスの薄い大坂の陣だ。そこに池波の文章力の効果が遺憾なく発揮された結果、盛り上がらないままヌルッと終わった。盛り上がらないのはこの巻に限らないけど、なにはともあれ無事に幸村が死んでめでたしめでたし。ここまで俺よく頑張った。

と思ったら、まだ続くの!?

■2016年01月11日 [書籍の類]
真田太平記 (10) 大坂入城
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

このところスーパーで安く売ってる玄米茶とかほうじ茶ばっかり飲んでたんだけど、久しぶりに藤井園の味が恋しくなって思い切って買ってきたら超落ち着く。やっぱ狭山茶うめぇ。

んで。真田ラノベ第10巻は大坂冬の陣。見どころのはずの真田丸の奮闘は文章が下手で全く盛り上がらず、それ以外も全部スカスカ。そういえば真田忍者のライバルだった甲賀忍者の猫田与助は、話に一切絡むことなく勝手に孤独死。序盤で調子に乗って登場させたはいいけど完全に使いどころがわからないまま最後まで無意味という池波らしさにあふれたキャラで微笑ましかった。

もういい。早く終われ。今すぐ終われ。

■2016年01月06日 [書籍の類]
真田太平記 (9) 二条城
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

あけよろ。妻のスマホをDMMモバイルにして様子を見ていたら羨ましくなったので俺も変えちゃった。DMMモバイルのシェアコース10GBはコスパ高くてよろしい。最初からこれにすればよかった。

んで。真田ラノベ第9巻は家康が豊臣さんちに無理難題をふっかけていたら九度山で真田パパが死んでた。大坂の陣が始まるまでのダレる時期だから面白いわけもなく、他に書くことがないもんだからここぞとばかりに樋口角兵衛とか忍者といった本筋に関係ないつまらないキャラが跋扈しちゃってマジで勘弁してください状態。

もういいから早く大坂夏の陣で負けて終わっちゃおうよ。な?