2020年02月 の日記
■2020年02月25日 [書籍の類]
アジアの誘惑
  • 下川裕治
  • 講談社文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

花粉症がものすごい。今年は飛散量が少ないなんてウソだね。俺の花粉センサーにはビンビン来てる。ここ数年で最高の反応。薬もろくに効かない。この世の杉を焼き尽くしてぇー。

んで。貧乏旅行ハウツーの小ネタ集。このタイトルでこんな表紙だからバックパッカー的なアジア紀行文だと思っちゃったわけ。まぁ、バックパッカー的という部分だけはあってたんだけど、まさかの小ネタ集でがっかり。話が細切れなの好きじゃないんだよな。文章は普通に読めるんけど、文体が退屈で盛り上がりに欠ける。どうしよう、いいところが見つからない。おまけにアジアだけじゃなくアフリカでのエピソードもばんばん出てくるタイトル詐欺。うーん。

タイ人の不法就労を助けてたことも書いてた。なんだこいつ、頭わいてんのか?

■2020年02月14日 [書籍の類]
プラントハンター 命を賭けて花を追う
  • 西畠清順
  • 徳間文庫カレッジ
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

倉庫を間借りしている本屋の社員が退職。深くは聞かなかったけど会社都合の解雇らしい。業界はこの先も右肩下がり確定だし、俺の通販も絶不調だし。明るい話題がどこにもない。

んで。プラントハンターのお仕事紹介。世界中を駆け回って、植物を探し、採取して、枯らさずに持って帰る。こんな仕事があるなんて今まで考えたこともなかった。俺は植物のことをほとんど知らないし正直それほど興味もないから、取り上げられてる植物の価値とかプラントハンターという職業の意味を理解したとは言い難いけど、植物畑の人にとっては相当に面白い世界であろうことは想像できた。そしてなにより、誠実な文章がとてもよい。

この本は、ムスッコがもう少し大きくなったら読ませてやりたい。世界が少し広がる。

■2020年02月10日 [書籍の類]
川を下って都会の中へ
  • 野田知佑
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

ニュースが新コロばっかりで、さすがに飽きてきた。特にダイヤモンド・プリンセス。横浜港からの中継映像なんてどこに需要があるのか。事態に動きがあったときだけ知らせろ。

んで。カヌー川下りエッセイ。軽妙で読みやすかったけど、それだけ。あっちこっちの川に行った時の思い出なわけだけど、各エピソードが短い。短すぎる。始まったと思ったらすぐ次の川に飛んじゃって、落ち着きというものがない。同行者とのやりとりも中身がなくて邪魔。断片の羅列ではなく、もっとちゃんと川と旅のことを書いてほしかった。それとも、本当にこれくらいしか書くことがない薄い旅ばかりだったということなんだろうか。

きっぱりさっぱりした文章には好感が持てただけに、これはもったいない。

■2020年02月04日 [書籍の類]
女たちがつくるアジア
  • 松井やより
  • 岩波新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

ムスッコが見てるYouTubeからたまに聞こえてくる ♪たったったったっ タシケント かたかたかたかた お片付け♪ というプラレール関連と思わしき歌。唐突なタシケントが謎すぎる。

んで。女がつくるアジアの話。フィリピンのこと書いてないかなーと軽い気持ちで読んでみたら、センスのない言葉遣いと気持ち悪い主張のオンパレードで、権利の意味を履き違えたあげく金持ちが悪い日本人が悪いとミスリード。この鼻をつく悪臭はもしや、と思ったら案の定、元朝日新聞だった。特定のNGOを不自然に持ち上げてるのでググってみたら、こちらも当然お仲間のサヨク団体。ある意味わかりやすくて嘲笑っちゃうけど、サヨク臭で吐き気がする。

こんな女たちがつくるアジアが存在しているサヨク脳って、純粋に病気だろ。