2020年01月 の日記
■2020年01月28日 [書籍の類]
亜細亜ふむふむ紀行
  • 群ようこ
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

新型コロナが流行っているらしい。トヨタ車みたいだけど肺炎になるらしい。肺炎怖い。春節だし日本でも流行するかもなぁ。そんで東京オリンピックが中止になったら面白いなぁ。

んで。グループ旅行エッセイ。アジアってことで読んでみたけど、行き先は香港・マカオ、ソウル、大阪だけ。うーん、確かにどれもアジアではあるけど、特に変わった場所でもないし、数が少なすぎない? では行き先が少ない分、各都市での内容が濃いのかというとそんなこともなく、同行者とのドタバタばかりで場所なんてほとんど関係ないお友達日記だった。その土地ならではの物なり出来事なりを読みたかったんだけど、これは完全に選択をミスった。

あとさ。どう考えても大阪編は場違いだよね。確かにアジアだけど、国内じゃん。

■2020年01月21日 [書籍の類]
レンタルチャイルド 神に弄ばれる貧しき子供たち
  • 石井光太
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

かなり久しぶりに包丁を研いだらとてもいい感じに仕上がって超切れるようになった。そういえばちょっと前に砥石の目直しをしたような記憶。この切れ味がずっと続けばいいのに。

んで。ムンバイで物乞いしてる浮浪者向けにチャイルドがレンタルされていて、あまつさえそのチャイルドは故意に片輪にされているという噂を小耳に挟んだ著者がその真実を追って東奔西走した紀行文。なにせインドの浮浪者たちが主役だから出てくるもの全てが汚い。文字で読むだけでもけっこうヤバいくらい汚い。でも怖いもの見たさというか汚いもの見たさの見世物小屋みたいで面白かった。こんな人たちが存在するなんて世界は広いぜ。

俺はフィリピンですら汚さ限界突破してるからインドは無理そう。日本人でよかった。

■2020年01月10日 [書籍の類]
「死の医学」への序章
  • 柳田邦男
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

年末に高熱が続きまして、インフルかと思ったら肺炎でしてね。即入院とか言われたけど断って通院治療。ロセフィン点滴でアナフィラ起こしたりもしたけれど、私はげんきです。

んで。精神科医・西川喜作の闘病生活をベースにしたエッセイ。精神科医がガン宣告されて余命幾ばくかの状態になったから、せっかく精神科医だからということで自分事として「死の医学」サナトロジーについて考え実践しながら死んだ。ふむ、まぁそういうこともあるよねってくらいで、俺は精神科医じゃないし他人事なのであんまり響かなかった。強いて言えばQOLが大切ってことと、逃れることのできない死が訪れた時には、しょうがない諦めよう。

もし自分が死ぬとしたら、気になるのはムスッコのことだけだな。あと10年は死ねない。