2020年03月 の日記
■2020年03月23日 [書籍の類]
アジアの路上で溜息ひとつ
- 前川健一
- 講談社文庫
- 古本
俺満足度:★★★☆☆
コロナで卒業式がなくなって悲しいというニュースを見るけど、転居・入試・就職の都合が的確に重なって中高大とも卒業式に出られなかった俺よりはマシだ。式がないなら諦めもつく。
んで。アジアの路上の話。このところの流れから大きな期待を持たずに読んでみたら、けっこう紀行文してくれていたのでホッとした。1990年あたりのアジア貧乏旅がメインで、食事ネタが多いのが嬉しい。結局、紀行文で一番重要なのは食い物だからな。それに、ちゃんとフィリピンに行ってたのも偉い。押さえるところを押さえてる。文章が物憂げでとても楽しそうな旅とは思えないんだけど、その妙にダウナーな雰囲気も貧乏旅にマッチしてる。当たりの部類。
なんだかフィリピンに行きたくなってきたなー。でもコロナがなー。残念だなー。
■2020年03月06日 [書籍の類]
アジアの旅人
- 下川裕治
- 講談社文庫
- 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆
世界中、新コロに過剰反応なんじゃないかなぁ。ほとんどの人は無症状なんでしょ。高齢者に関しては天寿ってやつよ。少子高齢化で年金も先行き怪しいし、この機会にいっそのこと。
んで。貧乏旅行ハウツー小ネタ集の続編。これもタイトルと表紙から紀行文だと思ってたんだけど、中身は前作同様なのでがっかり度も前作同様。東南アジア諸国の原住民の生き方が垣間見える点はいいんだけど、やっぱりこういう細切れ感のある構成は好きになれない。文体も好みではない。あと、アジア系の本にはフィリピンが出てくるのを期待してる部分が大きいんだけど、これっぽっちも出てこなかったので残念度アップ、評価ダウン。うーん。
こういう内容だと知ってれば手に取ってなかった。予想を外した俺の負け。