読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2018年10月22日 [書籍の類]

不毛地帯 (5)

  • [著] 山崎豊子
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★★

フィリピンで捕獲してきた住み込みベビーシッターは、少しずつ日本での生活に慣れてきた様子。言葉の壁を心配してたけどムスッコが懐いてるのでヨシ。解放された感がすごい。

んで。不毛な地帯は名残惜しいけど最終巻。副社長壱岐正の石油出ない出ないばぁっ。でも結局出た。俺たちの出世街道はこれからだ、と思った矢先、相場で大穴あけた社長と一緒にさらりと勇退……。あるぇぇ? 終わっちゃったよ。社長も会長も相談役も社外取締役壱岐正もまだなんだけど。ヤングとか学生もあると思ってたのにな。とはいえ、この長編で中だるみもなくずっと面白かったんだから名作だと思う。これはきれいな瀬島龍三。

それにしても、けっこう実り多い話だったよ。どこらへんが不毛なのか。