2017年11月 の日記
■2017年11月29日 [書籍の類]
アフリカの爆弾
  • 筒井康隆
  • 角川文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★★

愛車ミラちゃんを車検場に持ち込んだら、後輪ブレーキの制動に左右差が出てクリアできず。オンボロだけど可愛い愛車だ。直せるもんなら直したいから、ダイハツのお店に置いてきた。

んで。引き続き手持ち筒井のお片付けは、角川文庫に入ってかなり気が楽。今回のテーマはスパイなんだろうか、やけにスパイ絡みの話が多かった気がした。表題作をはじめとしてバカらしい短編揃いで楽しめた。中でも一番よかったのは「ヒストレスヴィラからの脱出」だ、と感じるのは俺だけじゃないはず。これぞまさに筒井のSF短編で、とにかく雰囲気が心地いい。こういうのを読みたくて筒井を読んでるんだ。

これは角川文庫の中でも、かなり当たりの短編集だと思う。久々に筒井を堪能できた。

■2017年11月27日 [書籍の類]
幻想の未来
  • 筒井康隆
  • 角川文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

仕事で必要になったのでスマホにLINEを入れたらすぐ落ちる。なにせボロZenFone5だからなぁ、と思ってググってたら公式のLINE対応版ファームがあった。2年遅れのLollipopデビュー。

んで。引き続き手持ち筒井のお片付けは、ここまで集英社、文春と苦しめられてきたので気を取り直して角川文庫。表題作の中編は、終末世界からの幻想的な生命進化な話で、まことに筒井らしい不思議な雰囲気に引き込まれた。それ以外の短編は表題作に比べたらイマイチ、と言いそうになったけど集英社文庫のことを思い出したら比べるもの失礼なほどのレベルなんだから、ありがてぇと思わなきゃ罰が当たる。

個人的に筒井の文庫は 新潮>角川>文春&その他>>>>集英社 という評価に落ち着く。

■2017年11月20日 [書籍の類]
原始人
  • 筒井康隆
  • 文春文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

門かぶりの松を這わせる支柱に竹を使ってたんだけど、数年ごとに立て直すのが面倒だったので一念発起してイレクターパイプで組んだら竹より目立たなくていい感じ。強度も完璧だ。

んで。引き続き手持ち筒井のお片付けは、面白くない集英社が終わったので文春文庫。なんとなく暗くて小難しいイメージがある文春文庫の筒井なわけだけど、まさにイメージの通りで、暗い。いやまぁ、この世に明るい筒井作品が存在するのかと言われたら思い浮かばないんだけど、重苦しさというかなんというか、そういう意味の暗さでね。鬱々としてるんだよ文春文庫。俺はもっとシンプルに筒井を楽しみたいんだが。

ただまぁ、作品の外でも出版社ごとの違いみたいな楽み方もできるんだから、やっぱ筒井はスゴい。

■2017年11月14日 [書籍の類]
フェミニズム殺人事件
  • 筒井康隆
  • 集英社文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

ムスッコが歩けるようになって超可愛い。よちよち不安定な姿が超可愛い。いたずらもグレードアップしてきたけど超可愛い。世に子供は数多いるけど、俺のムスッコが一番可愛い。

んで。引き続き手持ち筒井のお片付けは推理小説。手持ちなだけに以前にも読んでるはずなんだけどなんの印象も残ってなくて、改めて読んでみたらやっぱりなんの印象も残らないという。途中、先の展開が微妙に気になる場面もあるにはあるんだけど、結局のところ生ヌルい終わりを迎えて不完全燃焼なのは、さすが集英社だと納得した。同じ推理モノでも新潮の「ロートレック荘事件」は歴史に残る名作だったのにな。

ここまで苦しめられた集英社文庫だったけど、これで終わり。もう忘れよう。

■2017年11月10日 [書籍の類]
あるいは酒でいっぱいの海
  • 筒井康隆
  • 集英社文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

妻のZenFone5が酷い状態になってた。丸3年使ったとは言え、同じ頃に買った俺のはまだ綺麗なんだから使い方が悪い。今度は丁寧に扱いなさいと諭しながらZenFone Maxを買ってあげた。

んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで集英社文庫。巻末の解説を読むに、どうも他の短編集に入れてもらえずに放置されてた初期の短編&ショートショートの類を寄せ集めて無理矢理でっちあげたもののようで、そのコンセプトから仕上がりまで、まことに集英社文庫らしさに溢れていた。つまり、あんまり面白くなかった。唯一「睡魔のいる夏」の終末感に筒井らしさが出てたくらいかな。

ま、集英社文庫が面白いわけないんだから、これくらいは想定内よ(精一杯の強がり)。

■2017年11月06日 [書籍の類]
国境線は遠かった
  • 筒井康隆
  • 集英社文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

相変わらず体調は悪いが、プラスハッピーUCカードは無事に発行された。家族特約で疾病傷害100万円の補償あればフィリピンなら十分すぎる。これでムスッコの旅行保険はバッチリ安心。

んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで、低レベルな集英社文庫を攻略中。そしてさすがは集英社、今回も予想以上(以下とも言う)のラインナップで、キレが感じられない話ばかりで読める作品が見当たらない。個人的に筒井はかなり打率の高い作家だと思うんだけど、その中でハズレ作品ばかりを的確に集めてくる集英社。これはもう、ある種の才能なのかもしれん。もちろん悪い意味で。

まだ2冊しか読んでないのに早くもツラい集英社文庫。先は長く険しい。

■2017年11月01日 [書籍の類]
馬は土曜に蒼ざめる
  • 筒井康隆
  • 集英社文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

ここ1週間くらい体調がよろしくない。毎日決まって午後になると微熱が出て慢性的な倦怠感。でもそれ以外に症状はないから医者に行くほどでもないという。どうすりゃいいんだろなぁ。

んで。手持ち筒井のお片付け。新潮文庫から読んじゃうと後半ツラくなることに気がついたので、レベルの低い集英社文庫を先にして美味しいものを取っておく作戦を発動。そして悲しいことに、案の定の集英社文庫。表題作だけはそこそこ読めたものの、それ以外はオチが弱かったり、そもそも全く引き込まれなかったりという大変残念な結果に終わった。筒井のハズレ作品を読むなら集英社だ。

集英社の文芸部って、センスがないか仕事してないかのどっちかだと思う。