2012年11月 の日記
■2012年11月28日 [書籍の類]
はやぶさ新八御用帳 (2) 江戸の海賊
  • 平岩弓枝
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

なんで正社員になりたがる人が多いのか理解できない。正社員って体の良い奴隷だろ。フリーランスで自分の好き勝手やるほうが楽ちんだと思うのだが。やっぱ個人事業主が最高よ。

んで。続行中の『はやぶさ新八』は第2巻もまた長編の江戸ミステリーだった。序盤~中盤で話を広げたわりにオチがしょぼかったのでストーリーは期待外れと言って差し支えなし。ただ奉行所の同心で実は悪者のドン・高丸龍平が女を食い物にする様はとてもよかった。ちゃんと近親姦も押さえてるところが平岩弓枝。やっぱ近親は外せないよね(属性持ち)。

あとはロリっ娘が出てくれば、このシリーズも完璧だな。

■2012年11月26日 [書籍の類]
はやぶさ新八御用帳 (1) 大奥の恋人
  • 平岩弓枝
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

HTML5ベースのファイルアップローダをクライアントの要望に合わせて大急ぎかつ力業で改造中。久しぶりに楽しいSE的な作業だぜ!

んで。ここからは『はやぶさ新八』シリーズに突入。新八は南町奉行の懐刀な内与力だという予備知識程度しかなく、普通の捕り物連作だと思い込んでたんだけど、読んでみたらまさかの長編江戸ミステリー。絡み合った事件の裏側を追いかけつつ、要所で許されざる男女関係も構築したりして、このあたりはさすが平岩弓枝。素直に面白かった。

10巻以上にわたる長いシリーズだけど、この先もテンションを維持できるのか? 楽しみでもあり不安でもあり。

■2012年11月19日 [書籍の類]
五人女捕物くらべ (下)
  • 平岩弓枝
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

エヴァQのネタバレ読んだら面白そう! でも、序は観てない。破は酒飲みながら観たからよくわかってない。あれだ。完結したらちゃんと観る。

んで。下巻も5人が勢揃いすることはなく、順番にファンネルしただけだったのでちょっと残念。ただ、真打ちで登場した猫姫が魅せた。犬使いを殺った鼠使いに、猫姫(の猫)が戦いを挑む! というペットジョブ万歳なファンタジーワールドが展開されて、FF11で獣使いやってた俺歓喜。行け、ペットミサイル!

やっぱ平岩弓枝には油断ならねぇな。たまにとんでもないもんを放り込んできやがる。

■2012年11月16日 [書籍の類]
五人女捕物くらべ (上)
  • 平岩弓枝
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

俺の生命維持装置の一部である煙管の雁首がもげたー! 内部で腐食が進行してたー! でも頑張ってアルミテープで無理矢理補修したらまだ使えそう。命の恩人だぜアルミテープ。

んで。主人公は本多忠吉郎(正体不明・ニート風)。五人女は順番に出てきて忠吉郎を助ける、言わばファンネルのようなものである。5人それぞれ特徴がありすぎるんだけど、間違いなく猫姫が一歩も二歩も抜けてる。だって猫使いだぜ。ヤッターキング(忠吉郎)から発進したヤッタードジラ(猫姫)がビックリドッキリメカ(猫)で戦うのと同じ構図。わかりやすい説明。

さて、5人とも一通り事件解決の力になっちゃったし、下巻はどうするんだ。みんな一緒に登場したりするかな?

■2012年11月12日 [書籍の類]
釣女 花房一平捕物夜話
  • 平岩弓枝
  • 集英社文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

家から最寄りの牛めし松屋がいつの間にかSuicaに対応。たま~にしか行かないけど小銭不要なのはポイント高い。VIEWカードのポイントも付いて二重に嬉しい。Suica拡大希望。

んで。平岩弓枝のマイナー捕物帖。目付の遠山景晋(金さんの親父)配下である主人公の花房一平が江戸とか京都で犯人を逮捕したりする話。『かわせみ』のキャラから魅力を取り除いて超絶劣化コピーしたらこうなる、という感じで単行本1冊で終わったのも至極納得。書かれたのが『かわせみ』スタートと同時期だから、きっと手を抜いたんだな。

内容以前の問題として、再編集版なのになんで掲載順を発表順にしないの? 集英社の編集の無能っぷりに反吐が出る。

■2012年11月09日 [書籍の類]
江戸の一夜
  • 多岐川恭
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

当然みんな観てるだろうけどNHK木曜時代劇でやってる「薄桜記」面白すぎる。近年稀に見る傑作。これBS時代劇で先にやってるんだよなぁ。うーむ、BSプレミアム入れたくなってきた。

んで。テレビで「薄桜記」を楽しみつつ、本のほうは多岐川恭に初挑戦。サックリ読み終わる長さの短編が16篇入ってた。表題作は文句なく面白かったけど、他は玉石混淆って感じ。面白いのもあればつまんないのもあって、平均すると普通レベル。でもこの人の書く娘っ子キャラはなんか可愛いので萌えボーナス付与。好感度アップよ。

もう少し読んでみたかったけど残念ながら1冊しか発掘されなかった。次の機会を待とう。

■2012年11月02日 [書籍の類]
おひで 慶次郎縁側日記
  • 北原亞以子
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

ずっと夢だった老神温泉の東明館に泊まってきたよ! そう、ぎょうざの満州の温泉宿。ひとっ風呂浴びて餃子でビール飲んでまた風呂のループ。これぞワンダーランド。最高だ! また行きてぇ!

んで。手持ちの北原亞以子ラストは慶次郎縁側日記の第3弾。特に面白いこともなく読み終わった。この人お得意の余韻を残すようなねっとり感あふれる締めは最後まで好きになれなかった。潔くスパッと締めてくれよホントに。娯楽小説のはずなのに全然スッキリせず、逆にストレス溜まって困っちゃうよ。

文章もストーリーもじっとりねちょねちょしてて、俺には合わないわ。