- 久能靖
- 河出文庫
- 新本
週末になると体調を崩す。本日も頭痛、肩痛、倦怠感、吐き気などにより活動不能。眼精疲労と寒さで首~肩の血行が悪くなってるのが原因か。本なんか読んでないで寝てろという話もある。
んで。あさま山荘物では以前佐々のヤツを読んだけど、比較にならないくらい面白かった。佐々が自慢のみの一人称とすればこの本は三人称。著者は事件を実況してた日テレのアナウンサー。文中で「久能」と書かれてる人が著者だったことに読み終わるまで気づかなかった俺。事件に到る過程からその後まで丁寧に描かれてるし、犯人と警察だけでなくマスコミなど周辺の動きにも触れてあって全体像がよくわかった。文章も上手い。
それにしてもイベント盛り沢山な時代だな。羨ましい。
- 三輪和雄
- 新風社文庫
- 新本
どこかに出掛けるわけでもなく誰かに会うわけでもなく、ただ漫然と時間だけが過ぎてゆく俺の年末。平和ってつまらん。
んで。気分を変えて墜ち物。これはあれだ「機長やめてください」ってヤツ。機長がスチュワーデスにセクハラして事故ったに違いないと期待してたのに全然違った。この人は論理の組み立てに問題があって、書いてる本人が勝手に納得して先に進んじゃう。機長の病気についてあれこれ書いてたわりに、心身症で休職していた人間が操縦桿を握っていた妥当性に関しては一切触れていないなど、根本的に論点がおかしい。
斉藤章二と思われる精神科医の名前が出てきたが、名前が「昭二」だったので誤植なんだかフィクションなんだか。グダグダな本だな。
- 福田啓二 ほか
- 光人社NF文庫
- 新本
作業を開始して10日以上が経ったのに終わる気配のないJavaScript。親フレームから子フレームにJSを書き出してそこから親フレームの変数を叩いて子フレームに……混乱。そろそろイチから作り直していいデスカ?
んで。前回の続編。今回は巡洋艦がメイン。限られた排水量で最大の攻撃力を狙った条約型巡洋艦が素敵だった。ある意味デカけりゃ強い戦艦よりもアツい。重巡の設計で、復元性を高めるならGMを大きく取りゃいいじゃんと思ったんだけど、どうも動揺周期が短いと射撃に影響するらしい。軽量かつ重武装で、凌波性や復元性を落とさずに動揺周期を抑えるとは、なんとも面白い。
あ、防空駆逐艦「秋月」も載ってた。とにかくもう長10サンチ高角砲(;´Д`)ハァハァ
- 福田烈 ほか
- 光人社NF文庫
- 新本
大河ドラマの最終回で年末を感じる季節。『義経』は久々に大河らしいタイトルだったのにダメ原作+ダメ脚本+タッキーの素晴らしい演技力でお遊戯会レベル。来年こそ頼むよ。
んで。元技術将校の皆さまが書いた全8編を収録。それぞれテーマが明確で文章も上手い。軍艦開発、個艦優越というキーワードが機能してた。「大鳳」「武蔵」「大鯨」などの建造にまつわる興味深いエピソードが並ぶ中、出色だったのが元海軍技術中佐・堀元美による「日本駆逐艦建造史にみる成功と失敗」。限られたページ数で我が国の駆逐艦の変遷と特徴がわかりやすくまとめられていた。こんなに面白い話が38ページしかないのは勿体ない。もっと読みたかった。
希望の光が差してきた。この流れを切らないように続けて第2巻を読んでみる。
- 碇義朗 ほか
- 光人社NF文庫
- 新本
勤務時間のギャップが激しい。今日は18時過ぎに追い出された。午後から勤務なので5時間しか働いてないぞ。翌日が休みの金曜日こそ遅くまで働きたい気分なのにな。
んで。大東亜戦争兵器物。最初に載ってた碇義朗の「『震電』開発物語」が普通に面白かっただけで、そこからは光人社NF文庫の真骨頂。収録されてる8編は『丸』別冊からの寄せ集め。技術的な話もあれば思い出話もありで、呆れちゃうほど統一感がない。自称ノンフィクションライターの中川靖造を筆頭に、みんな文章力がない。結局、読めたのは碇義朗だけだった。ひどい打率。
手元に似たようなのがもう2冊あるが、いきなりこれじゃ先行き不安だ。光人社に期待するほうが間違っているのか。

- 防衛弘済会
- 月刊誌
過激に忙しく素敵に大活躍。もうすぐ年末年始休暇だからモチベーション上がってきた。今月は勤務日が少ないから、今のうちに稼働時間を積んでおかないとな。
んで。特集「備える自衛隊」は災害派遣と国際援助ばっかり。最近どうも勘違いされ気味だけど、自衛隊の主たる任務はあくまで我が国の防衛だ。戦争してナンボ。広報誌がそれを理解してないのは問題だな。高野裕美子のタルい連載小説「ブルー・ファンタジア」は、どこがブルーでなにがファンタジアなのか不明のまま3話で終わった。面白くないので次は別の人希望。
でこくーる様による『まんがで読む!平成17年度版 防衛白書』の広告が出てた。忙しくてスッカリ忘れてたので慌てて注文したよ。
- 宮嶋茂樹
- 新潮文庫
- 新本
週末、従妹(萌えないほう)の結婚式に逝ってきた。もちろん和服で。ご祝儀&小遣いで7万ほど飛んでいったが従妹のミーコが超萌えだったのでヨシ。もしミーコが結婚なんてことになったら俺が相手を殺してしまうのでミーコは結婚しないので安心できた。
んで。下巻はゴラン高原PKO後編、F-15体験搭乗、遠航艦隊の釜山訪問、ハワイ&ウラジオ海自合同演習、コソボときてトルコへの仮設住宅海上輸送で〆。コソボ以外は全て自衛隊。上巻と違って自衛官との接点が多かったのでこれぞ不肖。自衛隊ネタ以外(゚⊿゚)イラネ
不肖は相変わらず文章が下手なので勝谷誠彦カムバック希望。
- 宮嶋茂樹
- 新潮文庫
- 新本
広島で南米のキチガイジンが捕まったと思ったら今度は栃木だ。殺伐とした現代日本に激しく憤り。これ以上、童女を減らすなよぅ!
んで。不肖の集大成的な文庫が出てたので読んだ。上巻はルーマニア政変下のブカレスト、湾岸の夜明け作戦、ボスニア紛争、ルワンダPKO、ゴラン高原PKOの5本。焼き直しだったけど初公開エピソードも多かったのでそれなりに。PKO従軍記では自衛官との絡みが少なくて残念だった。不肖お得意のウソかホントかわからない無茶なやり取りを期待してたのに。下巻には期待していいのかなぁ。ちょっと不安。
ああ、そういや明日は従妹(萌えないほう)の結婚式じゃないか。俺様の貴重な休日が。
- ニュートンプレス
- 月刊誌
帰国してからおかしいくらいに仕事が忙しい。昨日は11時間労働の末、0145帰宅。遊ぶ時間も酒飲む時間も大幅削減、代わりにストレス備蓄量が急増中。
んで。昔から“地震 雷 戦争 童女”と言えば俺の好きなものの代表なので楽しみにしてる第2次関東大震災なんだけど、特集「首都大地震」によると周期200~400年らしいので当分は期待薄。ちぇ。そんな傷心の俺を癒してくれたのが「深海の怪物ダイオウイカ」。そういや生きたダイオウイカの撮影に成功というニュースがあったな。不明な点だらけで水産マニアの興味をそそりまくり。ダイオウイカの虚ろな目にゾッコンLOVEだ。魚介類には人の心を和ませるなにかがある。
着任早々パリに引っ越した水谷編集長の連載「パリ通信」が面白くない。竹内均とともに打ち切り希望ランキング不動のツートップ。早くどうにかして。
- 志賀直哉
- 新潮文庫
- 借り物
メルボルンから帰国。食べ物とビールを堪能した旅だった。そういや物価が住んでいた頃の倍以上になってた。次回はバブルが崩壊したらにしよう。
んで。旅行用に時間がかかりそうな本を持っていったら狙い以上に時間がかかった。自称小説家の主人公(心の病気)が幼馴染みに振られたり実は祖父の子だったりして大変なことになるかと思いきや全然大変じゃなかった話。ヤマなしオチなしイミなし。驚くほどつまらない。
志賀直哉ってのは才能ないな。以後、気をつける。









